OAXACA

 (2015)

毎年10月31日から11月2日にかけて、オアハカの街は「死者の日」の熱気に包まれる。

 

「死者の日」は日本でのお盆にあたる行事だ。日本のお盆では家に先祖を招く風習があるが、メキシコでは生者が死者の側に出かけてゆく。

夜になると人々は骸骨の化粧を顔に施し、一族総出で墓場に集う。すべての墓はマリーゴールドやケイトウなどの花々、蝋燭、十字架、マリア像、骸骨などの装飾に美しく彩られている。家族は墓を囲んで語らい、楽団はひたすら威勢の良い音楽を奏で、お祭り騒ぎは明け方近くまで続く。そこには、死者との一夜を良いものにしようとする空気が満ちていて、一般的に「死」から連想される怖れや悲しみは少しもなかった。

人々は、死が、生と等しく全てのものに訪れることを、ありのままに受け入れているようだった。

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